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【アーク・ノヴァ】カード考察『No.211 ヨーロッパの専門家』

2022/03/18
2022/03/21
【アーク・ノヴァ】カード考察『No.211 ヨーロッパの専門家』

この記事は、アーク・ノヴァの後援者カード『ヨーロッパの専門家』についての考察記事になります。

引きに左右される面もありますが、ポテンシャルはあるカードだと思うので、有効に活用するためにもしっかり考察していきます。

ヨーロッパの専門家について

  • 動物園内のヨーロッパアイコンの数だけ訴求点が得られる即時効果
  • ヨーロッパアイコンをプレイするたびに、1スペース囲い地を無料で建設できる永続効果
  • ゲーム終了時、占有されている1スペース囲い地5枚ごとに1保全点を得る

の3つの効果を持っています。

中でも強力なのが「1スペース囲い地を無料で建設できる」効果。実質2金+1アクションと言える効果が複数回使えるというのは強力でしょう。

問題は1スペース囲い地を有効活用できるかどうか。今回はここに着目したいと思います。

運用について

1スペース囲い地を建設することで、マップ埋め配置ボーナスを狙っていきたいところ。ヨーロッパの専門家の効果でマップの細かい場所を埋め、通常の建設で大きいエリアを埋めていけるのが理想かと思います。

もちろん、1スペース囲い地に動物が出せればめちゃくちゃ有利。終了時の保全点が貰えますし、小型動物を参照する保全計画・最終目標も狙えます。

1スペース動物について

カードを数えたところ、1スペース動物は計24枚。動物園カードが全部で212枚なので、動物園カード全体の約11%が1スペース動物となります。

この確率を多いと見るか少ないと見るかは微妙なところでしょうか…。

ゲーム序盤でヨーロッパの専門家を引ければ良いのですが、ある程度1スペース動物が見えた後にヨーロッパの専門家を引いた場合が悩ましいですね。(手札にもよりますが、僕だったら出すのを諦めそう)

ヨーロッパアイコン

1スペース動物の中でヨーロッパアイコンを持つ動物は8体。これらの動物は、1囲い地で出せる上に、新たな囲い地を生み出すことができるためとにかく相性がいいカードです。

8枚中5枚が爬虫類ということで、爬虫類アイコンを参照する後援者・保全計画・最終得点カードとも相性がいいかもしれません。

また、メンフクロウやヨーロッパクサリヘビは効果が優秀なので、積極的に狙っていきたいところ。

その他相性のいい動物

ワシミミズク

メンフクロウと同じ知覚力4かつヨーロッパ。

自身が2スペースのため、ヨーロッパの専門家の効果で建設できるスペースには配置できませんが、その効果で1囲い地動物を引けると強いです。小型動物狙いでも腐らないのも○。

ヘラジカ・アカシカ

混在できるヨーロッパの動物はこの2種。

積極的に混在を狙う必要は無さそうですが、「初動で草食動物を出している」「後からヨーロッパの専門家を引いた」という場合には役に立つかも?

優秀な1スペース動物たち

ヨーロッパアイコンではありませんが、優秀な1スペース動物。

噛みつき持ちのエボシカメレオンあたりは、使いやすい上に爬虫類アイコン持ちなので相性が良さそうです。

マップ配置でかなり小回りが効くようになるコンゴウインコあたりも面白そう。

ハシビロコウ・タスマニアデビルはそれぞれ保全点・評判点を上げることができるのでアリ。ただ研究アイコンが必要なので注意ですね。

マップ

マップ2はヨーロッパの専門家と相性のいいマップ。屋外区域に隣接する1囲い地が3囲い地扱いになるので、かなり使い勝手が良くなります

このマップに限れば、ゲーム中盤でヨーロッパの専門家を引いても有効活用できそう。

まとめ

  • 1スペース動物は24枚(約11%)。既に何枚か見えている場合は効果が薄そう
  • 1スペースかつヨーロッパアイコンの動物は8枚。うち5枚は爬虫類のため、爬虫類参照カードとも相性が良い
  • マップ2とはかなり相性がいい

とにかく、序盤に引いているかどうかで大きく評価が変わりそう。序盤に引ければ発動機会も多くなるため積極的に出していきたいですね。


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ふーと

2012年からボードゲームを始めたボードゲーマー。 パーティーゲームから戦略的なゲームまで幅広く遊んでいますが、特にボードやコマを使うタイプのボドゲが好きです。 ボドゲのコマ(ミニチュア)のペイントもゆるりとやってます。


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