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【レビュー】『ハゲタカのえじき』子供も大人も、誰でも簡単に遊べるカードゲーム

2021/09/14
2021/09/18
【レビュー】『ハゲタカのえじき』子供も大人も、誰でも簡単に遊べるカードゲーム

今回紹介するボードゲームは『ハゲタカのえじき』です。

非常にシンプルなルールですが、ついつい何回もプレイしたくなるゲーム。かなり知名度の高いゲームだと思いますが、改めてじっくり紹介しようと思います。

誰でも簡単に楽しめる定番ボードゲーム! ボードゲームを遊んだことない人と遊ぶときに重宝します!

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ハゲタカのえじきとは

ロングセーラーカードゲームです。1988年のゲーム大賞にノミネートされています。

ワンポイントセールス:シンプルですが、ワクワクするゲーム。

メビウスゲームズ

非常にシンプルなバッティングゲームです。

プレイヤーが同時に手札の数字カードを1枚場に出し、一番大きな数字が書かれたカードを出したプレイヤーが得点を得る、というもの。

基本的なルールはこれだけ。

ルールだけ聞くと「これでほんとに面白いの?」と誰しもが思うでしょう。 しかし、プレイするとその奥深さに気づいて「これめっちゃ面白い!」となってしまうゲームです!

ハゲタカのえじき:内容物

ハゲタカカード

・ハゲタカ(得点)カード 15枚

得点を表すハゲタカカード。

1〜10の黄色のカードと、−1〜−5の青色のカードがあり、黄色のカードが加点、青色のカードが減点となっています。

数字カード

・数字カード 15×6=90枚

その名の通り、1〜15の数字が書かれたカード。これがプレイヤーの手札となります。

6色あるので、好きな色のカードを選びましょう!

ハゲタカのえじき:ゲーム説明

1.準備

ハゲタカカードはよく混ぜ、束にして裏向きに置きます(山札)。

数字カードは、各プレイヤーが1色選び、その色の1〜15の数字カードを手札として持ちます。

2.ゲームスタート

山札からハゲタカカードを1枚めくって場に出します。

ハゲタカカードを1枚めくる

上記画像では7が出ました。

この7点のハゲタカカードを獲得するため、各プレイヤーは手札の数字カードを同時に1枚出します。

一番大きい数字を出したプレイヤーが獲得

ここで、1番大きい数字を出したプレイヤーがハゲタカカードを獲得します。上記の場合では10を出した青色のプレイヤーが獲得できますね。

その後、使用した手札は捨て札とします。これを山札が無くなるまで繰り返し、最終的に手に入れた得点を合計して、1番得点が多いプレイヤーが勝利となります。

マイナスカードについて

マイナスカードの場合

マイナス得点のカード(マイナスカード)が出た場合は、一番小さい数字を出したプレイヤーマイナスカードを獲得します。

上記の例では、5を出している緑色のプレイヤーがマイナス2点を獲得してしまいます。

バッティング(あいこ)について

バッティング

もし一番大きい数字を出したプレイヤーが二人以上いる場合は、その次に大きい数字を出したプレイヤーが場のカードを獲得します。

上記画像の場合、15を出している赤・青色のプレイヤーはカードを獲得することができず、次点の緑色のプレイヤーがハゲタカカードを獲得します。

バッティング(マイナスカード)

マイナスカードの場合は、一番小さい数字を出したプレイヤーが二人以上いる場合、その次に小さい数字を出したプレイヤーマイナスカードを獲得してしまいます。

上記の画像の場合は、青・緑のプレイヤーが一番小さい9を出しているため、次点で小さい数字を出している赤色のプレイヤーがハゲタカカードを獲得します。

ハゲタカのえじき:オススメポイント

ルールが非常に簡単

基本的には最初のターンをプレイするだけで誰でもルールが理解できると思います。

また頭を使うゲームではなく『心理戦をするゲーム』という部分が大きいこともあり、どの世代の方でも「次はこのカードを出されるかもしれないから、こっちのカードを出そう」という戦略が立てやすいのもあります。

そういった面でも非常に簡単なゲームと言えますね。

バッティングによる駆け引きが楽しい!

「ルールは簡単だけど本当に楽しいの?」という疑問に対しての答えがこれ。

例えば、最高得点の『10点』が場に出た場合、多くの人は「10点は欲しいから、一番強い15を出そう」と思うでしょう。

しかし他の人も15のカードを出してしまった場合、強いカードを出したにも関わらず得点を取ることができません。

ここで、どの数字を出すかという駆け引きが非常に楽しいです!

強気な方はそのまま15で勝負しますし、「15で被りたくないから14にしよう」という方もいれば「自分以外が被ってくれれば自分が取れるから、一番弱い1を出して他の人が被ってくれるのを祈ろう」という方もいるでしょう。

このように、人それぞれのプレイングが生まれてくるというのがこのゲームの醍醐味と言えます。

繰り返し遊びたくなる

1プレイが短いので「もう1回やろう!」と言いやすいゲームですね。

その上、2,3回プレイして相手のカードの出し方がわかってきてからが更に楽しいんですよ。

「さっきは10点で15を出してきたから、今回は15を出して来ない気がするし僕は15を出そう」みたいな考え方になったり、それの裏をかかれてしまったりと、プレイすればするほど心理戦の要素が大きくなっていきます。

シンプルなルールにも関わらず、こういった要素があるため繰り返し遊びたくなってしまうんですね。ロングセラーゲームになるのも頷けます。


ハゲタカのえじき:イマイチなポイント

これ一つで長時間は遊べない

簡単なゲームなので仕方ないですが、このゲームだけで1日遊ぶのは厳しいです。他のボードゲームの箸休めみたいな形で遊ぶのがいいかと思います。


まとめ:子供から大人まで、どんな人とも楽しめるボードゲーム

『ルールも簡単』、『誰でもプレイできる』という面から、初めてボードゲームをプレイする方には本当におすすめです。

『ハゲタカのえじき』からボードゲームの世界にハマった人も多いと思いますし、ボードゲーム仲間を増やしたいときにプレイするのにも良さそうですね。


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ふーと

2012年からボードゲームを始めたボードゲーマー。 パーティーゲームから戦略的なゲームまで幅広く遊んでいますが、特にボードやコマを使うタイプのボドゲが好きです。 ボドゲのコマ(ミニチュア)のペイントもゆるりとやってます。


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